タバコとの出会い、そして別れ。思い出の数々。

ニコチンの香り

はじめからタバコが好きだったひとはいないと思いますが、私も子供の頃からタバコが大嫌いでした。

大人たちが美味しそうにタバコを吸っているのを見て、「こんな煙、どこが美味しいんだろううか?」といつも不思議で仕方がありませんでした。

そして、私の父親も大変なヘビースモーカー。

父親曰く、「タバコは大人の味。大人にならないとこの美味しさはわからない。」とのこと。

何だかよくわからない説明ですが、父親の言うことなのでその時は素直に理解していました。

とは行っても、タバコの煙のニオイはイヤなものです。

特にいつもイヤだったのは、父親の自動車に乗りドライブに行くこと。

ドライブ自体はとても楽しのですが、なにせ車内にこびりついたニコチン臭さの強烈なことといったらありません。

小さな私はドライブの度に車酔いをしてしまい、いつも吐きそうになってしまうのでした。

窓を開けて空気の入れ替えをするのですが、その気持ち悪さ・苦しさはかなりのものです。

池の鯉がエサを求めて口をパクパクするように、私も窓の外の空気を求めて口をパクパクさせていたのです。

私が大人になってもタバコを吸うことは絶対ないだろう。とこの時は思っていました。

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